オタバ運営チームです。オタバをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたびInternet Explorer系ブラウザとの相性問題への対応を行いましたので、
以下のご報告をご覧ください。
■オタバのInternetExplorer系ブラウザとの相性問題への対応
12/10まで行っておりましたメンテナンス後、InternetExplorerおよび
内部でこれを使用しているブラウザ(以後IE系ブラウザと呼びます)を
ご利用の方々を中心に、以前より重くなったというご報告を頂いております。
本件について調査しましたところ、その原因の一つは、
IE系ブラウザに、KeepAlive(*1)を正しく処理できないという不具合があり、
サーバー/ネットワークの負荷をさせるために行ったバージョンアップと
設定変更によって、この問題が発生するようになってしまったのではないか
と考えています。
この問題に対応するための対策としまして、IE系のブラウザからの
アクセスであると判明した場合はKeepAliveを無効にするという処置を
行うように致しました。
具体的には、ブラウザがUser-Agent(*2)に"MSIE"という文字を含めてきた
場合は強制的にKeep-Aliveを無効にするようにしました。
しかしながら、IE系ブラウザの一種であるSleipnirは、"Sleipnir"のみで
"MSIE"という文字を送らないバージョンが存在するようですのでそれにも
後から対応させてあります。
ただしプロクシをご利用の方は、一部のプロクシがUser-Agentを勝手に
書き換えてしまうものがありますので、IE系ブラウザをプロクシを介して
ご利用の方はご注意ください。
Keep-Aliveはネットワークやサーバーの負荷軽減に効果があるものですので、
問題を解決するためとはいえ全面的に無効にする予定は
現在のところありません。(あまりひどければ検討します。)
また、今後よりよい対応方法が見つかれば早急に実施したいと思います。
これからもオタバをよろしくお願い致します。
■用語解説
(*1) Keep-Alive
主にネットワークやサーバーの負荷を減らすために策定された仕組みです。
従来は1つのWebページが、(HTMLファイルや多数の画像がある等によって)
10個のファイルから構成されていたとすると、サーバーへ10回接続する
ようになっていました。しかしこれでは、接続・切断処理が多くなり、
コンピューターの負荷や通信データ量、応答時間が無駄に増加して
しまいます。そこで、1度の接続で複数のファイルを転送できるように
と策定されたのがKeep-Aliveです。
しかしながらIE系ブラウザはまれに、2つ目以降のファイルを転送する
タイミングを見逃してしまい、サーバーが接続を強制的に切断するまで
黙り込んでしまう不具合があるようです。
そして運悪く、オタバのトップページ(
http://otaba.jp)では
この現象が発生してしまうようです。
しかしながら、どういう条件が揃うとこの不具合が発生するのか
につきましては現在のところよくわかっていません。
(*2) User-Agent
ブラウザが、サーバーに自分のブラウザの種類を申告するためのものです。
一般的にブラウザ名称とOSの名称が送信されます。携帯電話からアクセス
している場合には携帯電話のサービス会社名や機種名も入ります。
サーバーはこの情報を元にして、例えば携帯伝からのアクセスであることが
わかれば、携帯電話向けのレイアウトの画面データを送るなどといった
処理を行うことができます。
posted by オタバ運営チーム at 00:55|
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